Looking for coffee aroma.

「ヨコハマ買い出し紀行」の舞台を巡ります。

カフェアルファ(黒崎の鼻)

ヨコハマ買い出し紀行(13) (アフタヌーンコミックス)

 

黒崎の鼻のカフェアルファ候補地から、ガソリンスタンドのある方向に向かいます。

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カフェアルファから今一度ガソリンスタンドの方向を見てみましょう。「個人的イベントー!」に向けて出発です。

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「A」地点です。遠くまで伸びる電柱列、一面に広がる畑がのどかな「ヨコハマ~」の世界を思い起させます。

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ちょうど「しましまのごろごろ」の季節です。

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「B」地点です。長く伸びる直線は途中で少し折れており、そこまでが見通せます。

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「C」地点です。折れた直線の先も変わらない風景が続きます。電柱が右から左へさりげなく移動します。

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「D」地点です。三戸へ降りる道路が右手に伸びています。歩きでなく車でしたらこの道を通って黒崎に向かうと良いでしょう。ここから先は対面通行道路になります。

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「E」地点です。三浦市農協の本店があります。なかなか立派な建物です。

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「F」地点です。県の農業技術センターがあります。これも三浦らしい施設ですね。

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「G」地点です。ガソリンスタンドのある通りが見えてきます。本来ならば左折した先にあるはずですが…

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左折した先には、おそらく三崎口駅ができる前の旧バス停であろう「H」地点があります。その先は初声入江の水没地点まで道路の右側は谷間になっています。

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ガソリンスタンドの周辺は開けた畑ですので、この辺りの風景とは一致しません。これが黒崎の鼻だけをカフェアルファ候補地とした場合の大きな矛盾点です。

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とはいえ、カフェアルファを捉えた俯瞰図は黒崎にしか思えないんですよね…。

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そんな思いを抱えながら終点「I」地点です。

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ガソリンスタンドを唯一北側からとらえた作中の一コマを見ても、その位置は三崎口駅から先なんじゃないかなぁ…と思えてしまいます。

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とりあえず今回はここまで。そのうち三崎口から、黒崎の鼻の先端までの行程をアップしようと思います。絶景の黒崎の鼻、そこからの和田や長井の見え方を改めて考えてみます。

 

 

岬をつなぐ道(三戸集落)

ヨコハマ買い出し紀行(12) (アフタヌーンコミックス)

 

西ノ崎のカフェアルファ候補地を後にして、もうひとつの候補地である黒崎に向かいます。離れているようで意外と近いんですよ。ルートは下図のとおりです。

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カフェアルファ候補地(西ノ崎)から【A】地点を見るとこんな感じです。

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【A】地点です。来た道ではなく直進します。なだらかに左カーブしつつ台地を降りていきます。

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【B】地点です。光照時の裏手の駐車場に出ます。海に向かって歩いていきます。

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【C】地点です。光照寺の門前、庚申塔が並ぶ前を通り過ぎます。

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【D】地点です。住宅街を抜けると海が見えてきました。

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【E】地点です。海に出ました。遠くに黒崎が見えます。この辺りは漁港になってます。

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海岸沿いを北上して【F】地点です。

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振り返ると、カフェアルファ候補地の西ノ崎が見えます。

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綺麗な弧を描く、三戸の海岸線です。日没には少し早かったのですが、夕日は絶景ですよ。

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さらに北上して【G】地点です。新潮社の保養所「ステラマリス」を右手にカーブを道なりに曲がります。

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道なりに横断歩道のある【H】地点まで進んで左折します。

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狭い住宅地をまっすぐ進んでいきます。途中楽しそうなお店の看板が誘惑してきますが、曲がってはいけません(笑)

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【I】地点です。海風にさらされて傾いた木々に覆われた丘が見えてきます。

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その丘をガンガン登ります。途中に左後ろに折れる道があるので、そちらに方向転換します。

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【J】地点です。急激に視界が開けて、畑が一面に広がります。

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右手には不思議な石碑があります。畑の真ん中なので近づくことはできません。

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左手にまばらに建つ別荘を見つつ進むと…

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【K】地点。黒崎の鼻に建つ「黄色い建物」の入り口です。これ以上近くによることはできません。カフェアルファのモデルになったと噂されているこの建物。アニメ版には一瞬写真が写りこみますね。一度近くで見てみたいものです。現在はだれも住んではいないようですが…お気軽に相談とありますが、売ってくれるんでしょうか(汗)

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カフェアルファ候補地はもう少し先です。看板を右に曲がり、【L】地点を左折します。

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更に左折すると、カフェアルファ候補地が見えてきます。先ほどは見えなかった「黄色い建物」も見えますね。

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カフェアルファ候補地(黒崎の鼻)に到着しました。周囲に高い木は無いので、テラス席を作ったら確かに「コーヒー付き展望台」になりそうですね。

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振り返るこんな感じです。アルファさんの「ただいま!」という声が聞こえてきそうですね。

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以上でカフェアルファ候補である西ノ崎から黒崎までのルート紹介を終わります。次回は黒崎から三崎口駅(ガソリンスタンド付近)までのルートを紹介します。

黒崎の鼻の先端は絶景中の絶景なのですが、風が強すぎたのでまた次の機会にしようと思います。

カフェアルファ(西ノ崎)

 ヨコハマ買い出し紀行(11) (アフタヌーンコミックス)

いよいよ「ヨコハマ買い出し紀行」の舞台を巡っていこうと思います。

ホントは梅雨明けに綺麗な写真を撮りなおそうと思ってたのですが、あまり後ろ倒しになるのも嫌だったので、決行しちゃいました。

行き先は「カフェアルファ(西ノ崎)」からです。

三崎口駅を出発し、ガソリンスタンド候補地を左手に見ながら西ノ崎を目指します。

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 では【A】地点三崎口駅前です。

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まだ町ですねー(ぉい)。ここから南へ向かう左手のどこかにガソリンスタンドがあるのではないかと考えています。今度は朝撮ろうかな。

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 先に進むと「カフェアルファ」に向かうT字路が現われるはずです。。

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そのT字路ですが、作中アルファさんが右折する姿は一度もありません。なので想像ですがこの交差点かと。

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 【B】地点、三戸入口から海のほうを眺めます。ちょっと「ヨコハマ」っぽさが出てきます。『あの店へ行く。』ってモノローグが聞こえるようです。ちょっと道幅が大きいかも。

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 しばらくは、なだらかな道が続きます。この道路ができたのは戦前の昭和一桁です。当時にしては立派な道だと思いませんか?

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 先の記事でも触れましたが、この道路はかつて「御用邸道路」と呼ばれ、西ノ崎に建設される予定だった天皇家の「御用邸」に続く道です。

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この辺りの荒涼とした風景は「カフェアルファ」周辺の雰囲気を醸し出します。別荘地を示す看板がさりげなく置いてあります。

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左手側が農地開発されてしまいましたが…

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連載開始時は右手側のような昔ながらの農地でした。

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これから登る台地が見えてきました。立派な庚申塔が祀られています。

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【C】地点です。台地の登り口です。第107話で出てくる「下の道に置いてきた」という表現がありますが、きっとここのことでしょう。

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台地へ向かう登り坂です。

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【D】地点です。坂を登りきると交差点を右折します。写っていませんが背後に左右に通る道と別荘地を示す看板もあります。

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【E】地点です。左手に小網代の別荘街へ降りる道があります。西ノ崎=カフェアルファ説を裏付けるものです。

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 ちょっと先に進んで【F】地点です。別荘街を示す看板は至る所にありますね。

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看板を右折するとこの風景です。

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三浦の台地から見る空は遮るものがなくとっても広いです。

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【G】地点です。別荘が立ち並ぶ付近を右折します。

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小藪を抜けていきます。

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【H】地点です。開けた先を左折します。

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塚や農具小屋の右手奥が西ノ崎突端です。

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【カフェアルファ】に到着です。あなたの目には写っていますか?

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今の岬の先端には蜂蜜をとる施設があるようです。

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来た道を振り返ります。トラクターに乗ったおじさんがやってきそう。

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遠くには小網代の給水塔が見えます。ちなみに西ノ崎は台地の登り口から1kmほどで、これは画集にあるアニメ用の設定(大通りまでの距離)と一緒です。

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どうでしたでしょうか?僕的にはカフェアルファに相応しい場所だと思っています。ちょっと寂しい場所ですけれど、そういえばアルファさんも「なんでここをお店にしようと思ったんだろう」って言ってたぐらいですしね。

 

次回は黒崎に向かうため、三戸の集落を抜けていきます。もっとも、夕凪の時代では水没しているのですが、ちょっとした近道ですし綺麗なところなのでご紹介します。

コーヒーの香りを探して

ヨコハマ買い出し紀行(10) (アフタヌーンコミックス)

あの謎の真相は。あの時なぜ彼、彼女らはそうしたのか。個人的な考察を書いていきます。基本的にネタバレを多く含みます。

見て、歩き、よろこぶ者

ヨコハマ買い出し紀行(9) (アフタヌーンコミックス)

探索中の場所を紹介します。

あの場所は、今はまだこんな感じです。

ヨコハマ買い出し紀行(8) (アフタヌーンコミックス)

物語の舞台の、現在の姿を紹介いたします。この物語は20年以上前の風景をベースに書かれたもの。過去を辿りつつ未来に思いを馳せる不思議な旅に良かったらお付き合いください。

アルファさんがヨコハマ方面に向かう際に使う道は?(完結編)

ヨコハマ買い出し紀行(7) (アフタヌーンコミックス)

釜利谷から「笹下釜利谷道路」を北上してランドマークタワーを目指すアルファさん。その予想ルートは前の記事の通りです。

しかしながら、どうやら真っすぐにはランドマークには向かわなかった模様。その寄り道をした場面が以下のコマです。

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 手前から環状3号、首都高湾岸線、水没した工場、根岸のマンション群、山手の台地向こうにランドマークタワーが見えます。

この条件を満たす場所は、富岡総合公園(旧横濱海軍航空隊)内の北台展望台だと思われます。位置関係は下図の通り。

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作者の芦奈野ひとし氏が、軍事関係に造詣が深いことは読者の皆様は気づいてらっしゃると思います。横濱海軍航空隊は飛行艇部隊であり、隣の横須賀海軍航空隊に比べ華々しい活躍はありませんでしたが、世界最高の飛空艇である二式大艇を擁したこの部隊を氏が知らなかったとは思えません。ジェット推進の水上艇を作中に登場させるくらいですし…

さて、高台にてランドマークタワーが健在なのを確認したアルファさんは上大岡まで進出します。しかし、そこから先は水没地域。さらに目的地の紅葉山商店街(現:紅葉坂)に進むには迷路のようなヨコハマの住宅街跡を進んでいく必要があります。

スタートを作中にあった標識とすると、このあたりで同様の標識があるのは日野立体となります。

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 日野立体から極力大きな住宅街の道を抜けて、紅葉山商店街を目指すと下図の通りとなります。

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A地点における、住宅街の道はこんな感じです。

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正直この区間は細かすぎるのと情報が少なすぎるのとで、自分だったらこう通るなぁっていう想像です。たぶんどの道を通っても通じるでしょうしね。

そして、ようやくアルファさんはヨコハマの紅葉山商店街へたどり着いたのでした。いやはや、軽い気持ちで始めた検証でしたが、いきなり難関でした。反省反省。

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今回は主に地図とグーグルマップとネット情報によって進めた検証です。今後は実際に足を運んで、自分の検証を確かめていきたいと思います。

また、アルファさんは第0話以降もヨコハマに向かうのですが、少しずつルートが異なります。そこも改めて検証していけたらと思います。