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「ヨコハマ買い出し紀行」の舞台を巡ります。

アルファさんがヨコハマ方面に向かう際に使う道は?(完結編)

ヨコハマ買い出し紀行(7) (アフタヌーンコミックス)

釜利谷から「笹下釜利谷道路」を北上してランドマークタワーを目指すアルファさん。その予想ルートは前の記事の通りです。

しかしながら、どうやら真っすぐにはランドマークには向かわなかった模様。その寄り道をした場面が以下のコマです。

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 手前から環状3号、首都高湾岸線、水没した工場、根岸のマンション群、山手の台地向こうにランドマークタワーが見えます。

この条件を満たす場所は、富岡総合公園(旧横濱海軍航空隊)内の北台展望台だと思われます。位置関係は下図の通り。

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作者の芦奈野ひとし氏が、軍事関係に造詣が深いことは読者の皆様は気づいてらっしゃると思います。横濱海軍航空隊は飛行艇部隊であり、隣の横須賀海軍航空隊に比べ華々しい活躍はありませんでしたが、世界最高の飛空艇である二式大艇を擁したこの部隊を氏が知らなかったとは思えません。ジェット推進の水上艇を作中に登場させるくらいですし…

さて、高台にてランドマークタワーが健在なのを確認したアルファさんは上大岡まで進出します。しかし、そこから先は水没地域。さらに目的地の紅葉山商店街(現:紅葉坂)に進むには迷路のようなヨコハマの住宅街跡を進んでいく必要があります。

スタートを作中にあった標識とすると、このあたりで同様の標識があるのは日野立体となります。

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 日野立体から極力大きな住宅街の道を抜けて、紅葉山商店街を目指すと下図の通りとなります。

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A地点における、住宅街の道はこんな感じです。

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正直この区間は細かすぎるのと情報が少なすぎるのとで、自分だったらこう通るなぁっていう想像です。たぶんどの道を通っても通じるでしょうしね。

そして、ようやくアルファさんはヨコハマの紅葉山商店街へたどり着いたのでした。いやはや、軽い気持ちで始めた検証でしたが、いきなり難関でした。反省反省。

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今回は主に地図とグーグルマップとネット情報によって進めた検証です。今後は実際に足を運んで、自分の検証を確かめていきたいと思います。

また、アルファさんは第0話以降もヨコハマに向かうのですが、少しずつルートが異なります。そこも改めて検証していけたらと思います。