アルファさん看板を乗っ取る!?
今回は「ヨコハマ買い出し紀行」の最初も最初。まだ0話も始まっていない一番最初の扉絵の部分にスポットを当ててみたいと思います。
この扉絵からわかるのは、
- アルファさんが朽ちたリゾートマンションの看板を取り外して「カフェアルファ」の看板を設置している。
- 「カフェアルファ」の場所から5kmである。
- 「カフェアルファ」に向かって左手に海が広がる
くらいでしょうか。では「カフェアルファ」から5kmとはどのような範囲でしょう。
上図の赤い線がカフェアルファ(西ノ崎)から直線距離5kmの範囲です。実際に道しるべとして距離を記載する際には、道なりの距離を記載するでしょうから、看板が建てられたのはその内側と考えるべきでしょう。目安として直線距離4kmの範囲を桃色で示しました。
すると、カフェアルファに向かって左手に海が広がる場所は3か所に限られます。
ひとつづつ見ていきます。
①は、そこから南に向かうと仮定すれば確かに左手に海岸線となりますが、通行量の多い道があるようには思えません。わざわざ長井北部にお住みの方だけを対象に看板は立てないでしょう。
②は「三崎街道」渋滞時の抜け道として地元民を中心に使われる「県道215号」が東西に走ります。海面上昇の影響もあまり受けておらず、「夕凪の時代」でも一定の交通量を保っていると思われます。…が、この辺りは現在でも断崖絶壁が続き、作中のような穏やかな海岸線ではなくイメージが異なります。
③は海面上昇の影響を受けているものの「夕凪の時代」でも「野比方面」や「武方面」に抜けるための交通の要衝である可能性があります。
と、いうことで③に出向いて写真を撮ってきました。
いかがでしょう。この撮影位置は「夕凪の時代」には水没しているので、もうすこし標高の高い位置に看板はあると思われます。が、ほぼこの辺りではないでしょうか。特にアルファさんの背後にある海岸線と建物がよく似ています。
えー…決してアルファさんの「胸元」を拡大したかった訳ではないのです!(真剣)…ということで、私としてはこの看板が建てられた(乗っ取った)のは「三浦海岸付近」とさせていただきたいと思います。
「アルファさんが乗っ取った看板付近」